アトリビュートおよびパレットの描画
Rogue Wave® Views では、線のパターン、色、フォントのアトリビュートを自由に選択でき、グラフィック・オブジェクトやテキストに適用できます。
これらのリソースはパレットにグループ化されており、複数のオブジェクト間で共有されるため、最低限のメモリーで全体を簡単に変更できます。
色
矩形などの簡単な描画では、実際の描画は前景 色と呼ばれるもので、描画の「後ろ」は背景 色と呼ばれるもので行われます。
前景色 前景色は、点、円弧、線、ポリラインなどの描画に使用されます。また文字列の表示や、多角形、円弧などの領域を塗りつぶすのにも使われます。
背景色 背景色は、パターンで塗りつぶすときや文字列の描画に、第 2 の色として使用されます。
線の種類と太さ
「実線」と呼ばれる通常の線のほかに、点線や破線で直線や曲線を描くことができます。これを線の種類といいます。線の太さは描画での線の幅を指します。
線の種類と幅は、すべての線描画および
polylineや
splineを含む線型描画の正確な視覚的側面を定義します。
パターン
パターンとは、表面を塗りつぶすのに使用するデザインです。Rogue Wave Views では、2 タイプのパターンがあり、適用できる色数で区別されます。
モノクロ・パターン
「パターン」という言葉は、モノクロ (または 2 色) デザインを示します。Rogue Wave Views ではすぐに使えるパターンが 16 種類あります。
以下はパターンの例です。
図 1.11 パターン
この特定のパターンは、図のように 16 x 16 ビット列で構成されるマスクを使用して作成できます。
図 1.12 パターン・マスク
パターン・マスクの中では、1 ビットを前景 とし、 0 ビットを後景 としています。言い換えれば、パターン・リソースが色リソースを呼び出すということです。
色のパターン
通常のパターンが 2 次元であるのに対し、色のパターンには 3 つ目の次元である深さ が組み入れられており、色の設定を行います。
配列の各位置に 1 や 0 を配置するだけでなく、色のパターンに使用する色を示す数を挿入します。色のパターンのデフォルト値は、パターンが何も使用されないことを示す 0 です。
フォント
フォントは文字列で、つまりテキストを描く際に使用します。
Version 6.0
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