メッセージ・データベースの読み込み
Rogue Wave® Views は、自動的に locale/<ll_TT.encoding> ディレクトリーにある正しいメッセージ・データベースを読み込みます。
たとえば、ISO 8859-1 フランス語環境で作業する場合、次が呼び出されます。
display->getDatabase()->read("/my-directory-path/my-file.dbm");
これは、UNIX システムの次のディレクトリーで自動的にファイルを検索します。
/my-directory-path/locale/fr_FR.ISO-8859-1/my-file.dbm
Microsoft Windows システムの場合は、次のディレクトリーを検索します。
/my-directory-path/locale/fr_FR.windows-1252/my-file.dbm
メモ: Rogue Wave Views 3.0 以前では、ILVLANG 環境変数を使用する言語に設定する必要がありました。 |
デフォルトの振る舞いを上書きする
デフォルトの振る舞いを上書きして Rogue Wave Views で別の表示言語を使用する場合、ILVLANG 環境変数を使用します。XPG4 互換の UNIX システムの場合、LC_MESSAGES 環境変数も使用できます。Rogue Wave Views は、以下の順序でメッセージ・データベース・ファイルを検索します。
UNIX システムの場合
1. ILVLANG
2. LC_MESSAGES
3. 実行中ロケールの LC_CTYPEカテゴリー
Windows システムの場合
1. ILVLANG
2. 実行中ロケールの LC_CTYPEカテゴリー
メモ: Rogue Wave Views 表示言語を LC_MESSAGES または ILVLANG 環境変数で上書きして変更したい場合は、メッセージに使用するエンコーディングと同等、または強力な (すなわちエンコーディングのスーパーセット) エンコーディングでプログラムが実行することを確認してください。これは、.dbm ファイルが、プログラムが実行される Rogue Wave Views ロケール・エンコーディングに基づいて読み込まれるためです。たとえば、プログラムを日本語またはフランス語で実行する場合、英語を読むことはできてもその逆はできません。 |
LANG リソースを使用してデフォルトの振る舞いを上書きする
UNIX システムの場合
ILVLANG 環境変数を設定して、デフォルト以外の言語を使用できます。ILVLANG は Rogue Wave Views アプリケーションのみに適用され、システムに依存しません。
たとえば、Rogue Wave Views の現在のロケールがフランス語で、スペイン語のメッセージを表示したい場合、UNIX システムでは ILVLANG=es_ES を使用できます。設定は次のようになります。
Current Views locale running:fr_FR.ISO-8859-1
Current Views display language:es_ES
Looking under directories:.../locale/es_ES.ISO-8859-1/
この場合には、Rogue Wave Views アプリケーションのメッセージのみがスペイン語で表示されます。システム・メッセージは変更されません。
Microsoft Windows システムの場合
views.ini ファイルの lang 変数を設定して、デフォルト以外の言語を使用できます。たとえば、Rogue Wave Views の現在のロケールがフランス語で、スペイン語のメッセージを表示したい場合、lang=es_ES を使用できます。設定は次のようになります。
Current Views locale running:fr_FR.windows-1252
Current Views display language:es_ES
Looking under directories:.../locale/es_ES.windows-1252/
LC_MESSAGES (Unix のみ) を使用してデフォルトの振る舞いを上書きする
LC_MESSAGES 環境変数を設定して、デフォルト以外の言語を使用できます。LC_MESSAGES 環境変数を使用すると、すべてのシステム・メッセージが上書きされることにご注意ください。
たとえば、Rogue Wave Views の現在のロケールがフランス語で、イタリア語のメッセージを表示したい場合、HP-UX システムでは LC_MESSAGES=it_IT.iso88591、Solaris システムでは LC_MESSAGES=it を使用できます。設定は次のようになります。
Current Views locale running:fr_FR.ISO-8859-1
Current Views display language:it_IT
Looking under directories:.../locale/it_IT.ISO-8859-1/
この場合、Rogue Wave Views がイタリア語で表示されるだけではなく、すべてのシステム・メッセージもイタリア語になります。
Version 6.0
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