アイドル・プロシージャー
アイドル・プロシージャーとは、アプリケーションが提供するもので、アプリケーションがアイドル状態でイベント待ちの際にイベント・ループが呼び出す関数です。アイドル・プロシージャーは簡単な計算を行う必要があります。アイドル・プロシージャーが長すぎる場合、アプリケーションの対話応答に影響する場合があります。
アイドル・プロシージャーは、他のタスクを続行する前に実行する必要がないタスクの実行に有用です。アイドル・プロシージャーはすぐに完了しなくても、アプリケーションにとっては問題ありません。たとえば、アイドル・プロシージャーは、隠れたダイアログ・ボックスをユーザー・アクションが要求する前に作成するために使用します。
アイドル・プロシージャーが IlTrue を返すと、それを自動的に削除して再び呼び出さないようにします。IlFalse を返した場合、アプリケーションがアイドルになるたびにそれが呼び出されます。これはアプリケーションが IlTrue を返すまで、またはそれがアプリケーションにより明示的に削除されるまで続きます。
アイドル・プロシージャーを登録、登録解除するために、アプリケーションは
IlvEventLoop メソッド
addIdleProc および
removeIdleProc を使用します。
addIdleProc の戻り値は、
removeIdleProc を呼び出して明示的にアイドル・プロシージャーを削除するために使用する ID です。一般的に、アイドル・プロシージャーは
IlTrue を返すため、削除する必要はありません。
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