CADRG 形式を読み込むためのクラス
IlvCADRTocReader と CADRG モデル
このクラスを使って、ファイル (a.toc ファイル) の目次を読み込むことができます。以下のオブジェクト・モデルに基づいて、CADRG ボリュームの要素にアクセスできるようになります。
CADRG 有効範囲は、クラス
IlvCADRGCoverage のインスタンスで表します。このクラスは、CADRG 目次で説明した CADRG 有効範囲に関する情報を格納します。
以下の例は、CADRG ボリュームの目次を表示するものです。
IlvCADRGTocReader* tocReader = new IlvCADRGTocReader(fileName); IlvUShort count; const IlvCADRGFrame* const* frames = tocReader->getOverViewFrames(count); for (int i = 0; i < count; i++) { IlvMapFeatureIterator* iterator = frames[i]->makeReader(); mapLoader->load(iterator); } |
この例で、
mapLoader は
IlvMapLoader クラスのインスタンスです。マップ・ローダーの詳細については、
地図を Rogue Wave Views へロードする を参照してください。
IlvCADRGFrameReader
IlvCADRGFrameReader クラスを使うと、CADRG フレームを直接読み込むことができます。
IlvMapFeatureIterator インターフェースを実装します。
次のいずれかの方法で、
IlvCADRGFrameReader オブジェクトを作成できます。
読み込むフレームの名前で
makeReader メソッドを呼び出す。上記の例を参照してください。
クラス・コンストラクターに、読み込むフレームの名前を指定する。
このクラスは、各 CADRG サブフレーム (CADRG フレームは、6x6 の 36 サブフレームで構成されます) の地図機能を返します。これらのサブフレームのジオメトリーは
IlvMapImage オブジェクトです。この地図機能にアトリビュートはありません。デフォルトのレンダラーは
IlvDefaultImageRenderer オブジェクトです。
メモ: このレンダラーはイメージを再投影できません。 |
IlvCADRGLayer
このクラスは、CADRG 有効範囲にロード・オン・デマンドを実装します。これは
IlvCADRGCoverage クラスのインスタンスから作成されます。タイルのサイズは、CADRG フレームのサイズに一致します。タイル・レイヤーの実装は、CADRG の極地以外の地理投影範囲内でのみ動作します。
ロード・オン・デマンドの使用を参照してください。
Version 6.0
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