Maps > Rogue Wave Views Maps のスタートアップ > ロード・オン・デマンドで地図を作成する > 基本構造マップと CADRG ファイルのロード
 
基本構造マップと CADRG ファイルのロード
この例に必要なファイルをロードするため、現在開いているバッファーを閉じます。次に、以下の手順で waco.ivl ファイルをロードします。
1. 「ファイル (File )」メニューから「ファイルのロード (Load file)」を選択します。
2. 次の場所を探します。<wacodir> へ移動したら waco.ivl ファイルを開きます。
ウェイコ地域がバッファーに表示されます。
次にロードするファイルは、ロード・オン・デマンド・モードでスキャンされた CADRG 地図ファイルです。
1. [ファイル (File)] メニューから、[地図ファイルの挿入 (Insert Map)] を選択します。
2. 次の場所を探します。<cadrgdir>/cadrg/rpf/cjog/cjogz01 へ移動したら、例えば 01004013.jgl ファイルを開きます。
3. 「パラメーター (Source file parameters)」ウィンドウで、「ロード・オン・デマンド (Load On Demand)」ページの「ロード・オン・デマンド」を選択します。
この設定を行うと、「ズーム」関連、「パン」、「内容に合わせる」コマンドを使用する際にユーザーが要求する項目に基づいて、地図全体を構成する CARDRG ディレクトリーのさまざまな部分がロードされます。ロード・オン・デマンド機能は、Rogue Wave Views マップ・ビルダーのロード・オン・デマンド・パラメーターで設定します。
4. 「スケール・コントロール (Scale control)」ページで、「大縮尺限度 (Large scale limit)」を 1/100,000 、「小縮尺限度 (Small scale limit)」を 1/500,000 に設定します。
5. 「OK」をクリックします。
CADRG レイヤーは、その縮尺がこの可視性フィルターの限度内になるまで表示されません。「内容に合わせる」アイコンをクリックして地図全体を表示してから、CADRG レイヤーが表示されるまで拡大します。このレイヤーが表示されると、waco.ilv を含むレイヤーの上に CADRG 地図が表示されます。CADRG レイヤーの上に道路を表示するには、レイヤーの順番を変更する必要があります。
レイヤーの位置を変更する
ここでレイヤーの位置を変更して、ベクトル地図のレイヤーがスキャンした地図の上に表示されるようにします。
1. 凡例 LAYER LIST で、CADRG レイヤーを右クリックして、レイヤーの可視性メニューを開きます。
2. 「背後へ移動 (SEND to Back)」を選択します。これで CADRG レイヤーが背後に移動され、道路が表示されます。
地図の重ね合わせ
テキサス州ウェイコ地域の道路と町は、完全に重ね合わされています。それを確かめるため、マップ・ビルダーのメイン・ウィンドウの左 (「凡例」パネル) に表示される、「roads」(道路レイヤー) のチェック・ボックスをオフにして、それを非表示にします。オフにすると同時に、ベクトル地図 (基本構造地図) の道路が下になります。
異なった縮尺でロード・オン・デマンドを監視する
ロード・オン・デマンド機能を監視するため、圧縮形式でディスクに格納された数メガバイトのデータで構成されるファイルをロードします。ロード・オン・デマンド機構によって、長い応答時間を要することなく地図全体の操作ができます。
1. [ファイル (File)] メニューから、[地図ファイルの挿入 (Insert map file)] を選択します。
2. 次の場所を探します。<cadrgdir>/cadrg/rpf/cltm50/ct50z01 へ移動したら、例えば Oqen2013.tl1 ファイルを開きます。
ロード・オン・デマンドで表示される最初の地域が、これによって単純に指示されます。
3. 「パラメーター (Source file parameter)」ウィンドウで、「ロード・オン・デマンド (Load On Demand)」ページの「ロード・オン・デマンド」を選択します。
4. 「スケール・コントール (Scale control)」ページで、「小縮尺限度 (Small scale limit)」を 100,000 に設定します。
5. 「OK」をクリックします。
ロードされたレイヤーが、描画スタックの一番上に置かれます。レイヤーの位置を変更するで示した手順によって、そのレイヤーを背後へ移動します。
地図の縮尺を変更することによって、または異なる地図のセクションを表示するビューで地図を移動させることによって、ロード・オン・デマンド機能が観察できるようになります。そのために、ツールバーの「内容に合わせる」、「ズーム」関連、「パン」などのコマンドを実行します。ロード・オン・デマンドが迅速に応答し、見たい情報がほとんど遅延なく表示されます。

Version 6.0
Copyright © 2015, Rogue Wave Software, Inc. All Rights Reserved.