null 値以外の幅の IlvMessageLabel オブジェクトは、そのフレームを立体矩形で描画するようになりました。ラベルは、それに応じてシフトされます。以前の振る舞いを保つには、つまり、IlvMessageLabel のフレームを除去するには、パラメーターとして 0 で IlvGadget::setThickness メソッドを呼び出すか、パラメーターとしてIlFalse で IlvGadget::showFrame メソッドを呼び出します。

Views は、定義済みのルック・アンド・フィールを別ライブラリーで提供するようになりました。つまり、アプリケーションが使用するルック・ライブラリーを追加するために、make ファイルを変更する必要があることを意味します。共有ライブラリーを使用している場合は、ルック・アンド・フィール・ライブラリーへのリンクを避けるために、ILVNODEFAULTLOOK 記号でコンパイルする必要が生じる場合があります。

詳細については、ユーザー・マニュアル (Controls/Gadgets/Part II/Gadgets の理解) の Gadgets のルック・アンド・フィールを参照してください。以下の表は、新しいライブラリーをまとめたものです。

ルックが変更されると呼び出されるコールバック (IlvDisplay::addChangeLookCallback を参照してください) は、ルック・アンド・フィールを使用するアプリケーションが起動すると呼び出されるようになりました。

ドッキング・バーの管理は、Views 4.0 に比べて若干変更になりました。新しい振る舞いによって、ドッキング可能なコンテナーの最後の可視ドッキング・バーが必ず伸縮バーになります。これは、ドック可能なコンテナーのサイズが変更になると、最後のドッキング・バーのみのサイズが変更されることを意味します。