Windows でのコンパイルおよびリンクのオプション
ライブラリーが提供する実例のコンパイルは、次のいずれかを使用して行います。
Visual Studio
Visual Studio 用の複数のソリューション (.sln) とプロジェクト・(.vcproj) ファイルがコンパイル用に提供されています。
コマンド・ライン・ツール
nmake (Microsoft Visual C++) コマンドで使用できる多くの Makefile が用意されています。
デフォルト定義ファイル VIEWS.DEF は各 <SUBSYSTEM> ディレクトリーで提供されています。
注記: <SUBSYSTEM> ディレクトリーは、システム固有のディレクトリーに配置されています (x86_.net2003_7.1, x86_.net2005_8.0 または x86_.net2008_9.0)。<SUBSYSTEM> の値については、使用するコンパイラーに該当するセクションを参照してください。 |
ライブリラリ作成に使う構造体とユニオン・メンバーのパック・アライメント値は、
Microsoft Visual C++ .NET 2003、2005 または 2008 によるコンパイルとリンクで説明されているコンパイラーのデフォルト値です。
Microsoft Visual C++ .NET 2003、2005 または 2008 によるコンパイルとリンク
このセクションでは、Microsoft Visual C++ 2003 またはそれ以降でソースファイルをコンパイルするための要件を説明します。
ほとんどのバイナリー・ファイルはRogue Wave Views のライブラリーで提供されているデータ・ファイルに基づいているため、プログラムを別のプラットフォームにインストールする際には、これらのデータ・ファイルと .EXE ファイルをコピーする必要があります。また、実行可能ファイルになるリソースの中にこれらのデータ・ファイルを配置することもできます。
構造体とユニオン・メンバーのパック・アライメントは 8 バイトです。
ライブラリーは標準 C++ ライブラリーで、次の形式で提供されています。
DLL_MDA:サブシステム DLL_MDA がある動的マルチスレッド実行時ライブラリー
STAT_MDA:サブシステム STAT_MDA がある静的マルチスレッド実行時ライブラリー
STAT_MTA:サブシステム STAT_MTA がある静的マルチスレッド実行時ライブラリー
STAT_STA:サブシステム STAT_STA (Microsoft Visual C++ .NET 2003 のみ) がある静的単一スレッド実行時ライブラリー
使用するコンパイル・フラッグは次のとおりです。
表 3 コンパイル・フラッグ
| Visual Studio .NET 2003 | Visual Studio .NET 2005 および 2008 |
DLL_MDA | /MD /GX /GR /DILVSTD /DILVDLL | /MD /EHsc /GR /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE /DILVSTD /DILVDLL |
STAT_MDA | /MD /GX /GR /DILVSTD | /MD /EHsc /GR /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE /DILVSTD |
STAT_MTA | /MT /GX /GR /DILVSTD | /MT /EHsc /GR /D_CRT_SECURE_NO_DEPRECATE /DILVSTD |
STAT_STA | /ML /GX /GR /DILVSTD | [利用不可] |
メモ: ファイルをデバッグ・モードでコンパイルする場合は、実行時ライブラリーの非デバッグ・バージョンを使用する必要があります。さらにマクロ _DEBUG も削除する必要があります(Rogue Wave Views は非デバッグ実行時ライブラリーのみを使用するためです)。 |
Version 5.6
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