キーボード・ナビゲーションとは、マウスを使用しないでアプリケーションと対話する代替手段を指します。
特に、メニューやボタンといった、グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) のさまざまな要素との対話を意味します。
ダイアグラムとチャートの場合は、キー入力によってコンテンツ内を移動することができます。
この種のナビゲーションでは、現在選択されている GUI 要素 (ダイアグラム内のノードやリンク、チャート内の点など) がビジュアル・フィードバックによって示されます。
また、最重要のメニュー・アクションに対してもキー入力で対応することができます。
JViews Diagrammer アプリケーションは、基本的には、Swing GUI コンポーネントおよびマネージャー・ビュー内のグラフィック・オブジェクトで構成されます。JViews Diagrammerは、JViews Framework 内のグラフィック・フレームワークのメカニズムを使用してキーボード・ナビゲーションに対応します。
詳しくは、Rogue Wave JViews Advanced Features Framework キーボード・ナビゲーションを参照してください。
グラフィック・フレームワーク内のキーボード・アクセラレーターは、次のものを除き、ほとんどを JViews Diagrammer アプリケーションで使用することができます。
- IlvStartEditTextSelectionAccelerator
- IlvExpandSelectionAccelerator
また、ダッシュボード・ダイアグラムでは、グラフィック・フレームワークの選択メカニズム (IlvGraphic オブジェクト・レベル) のほかに、提供される選択マネージャー (IlvDashboardKeySelectManager)を使用して、記号の選択を伝播することができます。
記号は、ダッシュボード・ダイアグラム内でのそれぞれの位置に従って、選択チェーンに配置されます。
選択された記号の位置は選択マネージャーが把握しているので、選択を選択チェーン内の次の記号または前の記号に移すことができます。
デフォルト実装として提供される IlvDashboardInteractor クラスは、キーボード入力イベントを処理し、矢印キーが押されると選択マネージャーを呼び出します。
選択した記号にターゲット・ダッシュボード URL (IlvDashboardSymbol.setTargetDashboardURL メソッドを参照) がある場合に Enter キーを押すと、IlvDashboardInteractor は、その URL によって指定されたダッシュボード・コンテンツを表示するダッシュボード・ダイアグラムを示します。