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IlvView:描画クラス
IlvView クラスは、クラス指向のビュー階層に示される IlvAbstractView (つまり IlvPort) の子孫の 1 つです。
IlvView サブクラスは主要クラスです。これは画面上で実際に描画を行う場所を表すためです。IlvView のインスタンスもまた、マウスのクリックに反応するゾーンを表します。
IlvView クラスおよびそのサブクラスは、画面での描画に使用するオブジェクトを備えています。これは上位レベル・ウィンドウの場合もあれば、以前作成した親ビューの子の場合もあります。
特に 2 つのコンストラクターを使用して、新しいトップ・ウィンドウをディスプレイ・インスタンスに作成します。
IlvView(IlvDisplay* display,
const char* name,
const char* title,
const IlvRect& size,
IlBoolean visible = IlTrue);
 
IlvView(IlvDisplay* display,
const char* name,
const char* title,
const IlvRect& size,
IlUInt properties,
IlBoolean visible = IlTrue,
IlvSystemView transientFor = 0);
2 つ目のコンストラクターを使用すると、ボーダー、バナー、ハンドルを処理するトップ・ウィンドウのアスペクトを指定できます。有効なシステム・ビュー値を transientFor パラメーターに提供できます。こうすると、新しい IlvView オブジェクトがそのシステム・ビューに対してトランジェントになります。これにはシステム・ビューがアイコン化されるとビューも暗示的にアイコン化されるという効果があります。
IlvView クラスのメンバー関数には、ビューがトップ・ウィンドウの場合のみ特定の意味を持つものがあります。
その他のコンストラクターは、以下のとおりです。
IlvView(IlvAbstractView* parent,
const IlvRect& size,
IlBoolean visible = IlTrue);
 
IlvView(IlvDisplay* display,
IlvSystemView parent,
const IlvRect& size,
IlBoolean visible = IlTrue);
parent パラメーターは、IlvAbstractView または既存の IlvSystemView のいずれかです。
IlvView の最後のコンストラクターを使用すると、Rogue Wave® Views は、以下のような別のアプリケーションで作成された既存の IlvSystemView を管理できます。
IlvView(IlvDisplay* display,
IlvSystemView existingWindow);
ネイティブ・アプリケーション (Microsoft Windows SDK または MFC、UNIX 上、X Window または Motif コードで作成されたもの) を Rogue Wave Views のグラフィック機能で拡張したい場合は、このコンストラクターを使用します。
既存の接続から IlvDisplay を作成することになります (ディスプレイ・サーバーとの接続を参照) 。これはウィンドウ階層が既に設定されていることが多く、IlvView オブジェクトが既存のウィンドウを管理する必要があるためです。

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