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グラフィック・オブジェクトをサブタイプ化する基本手順
IlvGraphic クラスの派生クラスを作成するには、以下の手順に従います。
1. 新規クラスと必要なオーバーロード・メンバー関数を宣言するヘッダー・ファイルを作成します。すべてのメンバー関数をオーバーロードする必要はありません。
2. DeclareTypeInfo(); ステートメントをクラス定義に追加します。
これは、入出力操作およびクラス階層情報に必要なフィールドとメンバー関数宣言を作成します。
3. DeclareIOConstructors(ShadowEllipse); ステートメントをクラス宣言に追加します。これは 2 つの追加コンストラクターを宣言します。
l 次のコンストラクターは、新しい ShadowEllipse グラフィック・オブジェクトを初期化します。これは source の複製です。
ShadowEllipse(const ShadowEllipse& source);
l 次のコンストラクターは、新しい ShadowEllipse グラフィック・オブジェクトを、inputfile で読み込まれたパラメーターから初期化します。
ShadowEllipse(IlvInputFile& inputfile,
IlvPalette* palette = 0);
4. 実装ファイル (通常は class.cpp) を作成し、必要なメンバー関数を実装します。関数の本文外に、次の 2 つのマクロの呼び出しを追加します。
l IlvRegisterClass。クラス階層情報を更新します。
l IlvPredefinedIOMembers。メンバー関数 copy および read の定義に使用します。

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