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手順 3:ビットマップの変更および保存
ここでは、編集機能を、ビットマップ・エディター・アプリケーションに追加します。必要な基本的編集機能によって、BitmapDocument のピクセルの色を変更できるようにします。
Rogue Wave® Views では、編集はインタラクター・オブジェクトを通じて行われます。インタラクター・オブジェクトは、ビューあるいはグラフィック・オブジェクトに関連付けて、これらのオブジェクトにアクションを実行させるイベントを処理します。
ほとんどのドキュメント/ビュー・アプリケーションで、文書への変更はそのビューを通じて行われます。ユーザーがビューでいくつかのアクションを行い、その結果コマンド呼び出しを通じて文書が変更されます。コマンドが一度実行されると、文書は、変更を反映させることができるようにビューに通知します。文書に実行されたコマンドは、元に戻す/やり直す操作を有効にするため、メモリーに保存されます。
ピクセル編集を実装するには、次の手順に従います。
*BitmapDocument のピクセルの色を変更するIlvDvCommand のサブクラスの定義。特に、doIt および undo メソッドは実装される必要があります。
*IlvZoomableIcon オブジェクトと関連付けられているIlvInteractor のサブクラスの定義。このインタラクターは、BitmapView 上のユーザー・イベントを処理し、上記コマンドを呼び出します。
*文書ビューに通知を追加します。
*Application Framework Editor で元に戻す/やり直すを有効化します。
BitmapView は、BitmapDocument を表示するために IlvZoomableIcon オブジェクトを使用します。文書のピクセルを編集するために、マウス・イベントを処理するIlvInteractor オブジェクトを関連付けて、適切なコマンドを呼び出さなくてはなりません。

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