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まとめ
これで、手順 1 が終了しました。Application Framework Editor のみを使用して、次のような機能があるビットマップ・エディター・アプリケーションが作成されました。
*最近使用されたファイル・リストの管理
*MDI フレームの処理
コンパイルして、生成したコードを実行すると、次のようなベーシック・アプリケーションが得られます。
メモ: アプリケーションを実行させるプラットフォームに応じて、アプリケーションがそのデータにアクセスできるようにするため、環境変数ILVPATH../data に設定する必要がある場合があります。
次のファイルが生成されました。
*main.cpp - このコードは、設定ファイル (.odv ) を読み込み、アプリケーションを起動させます。
*BitmapDocument.cpp および BitmapDocument.h - 文書クラスを実装します。次のメソッドを生成し、完成させる必要があります (手順 2 を参照してください)。
*コンストラクターおよびデストラクター
*initializeDocument -「新規」コマンドを呼び出すときに実行されます。
*clean - 文書を破壊するときに実行されます (通常は、文書で開かれている最後のビューを閉じる時)。
*serialize - ファイルから文書を読み込む、または保存するときに実行されます (通常は、「開く」および「閉じる」コマンド)。
*BitmapView.cpp および BitmapView.h - ビュー・クラスを実装します。次のメソッドを生成し、完成させる必要があります (手順 2 を参照してください)。
*コンストラクターおよびデストラクター
*initializeView - 文書作成時あるいは新規ビューが文書に対して作成された時に実行されます。
*getBitmapDocument - ビューに関連する BitmapDocument を戻します。
*BitmapEditor.odv - アプリケーション設定、コード生成、そしてコンパイルに関する永続的な情報を含んでいます。このファイルは、(たとえば) 新規コマンドを追加するために Application Framework Editor に再ロードされることがあります。
手順 2 は、文書およびビットマップ・エディター・アプリケーションのビューに実装するために開発される C++ コードに焦点を当てます。

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