ファイルパネル

ファイルを選択すると、ファイル名が太字で強調表示され、ソースコードがエディタに表示されます。 診断結果は[解析結果一覧]パネルに表示されます。

プロジェクト内の解析されたソースファイルとヘッダファイルは、それぞれに対応するアイコンで表示されます。解析結果が最新であるもの(緑色のアイコンにメモリが表示されている)、解析結果が最新でないもの(青色の時計アイコン)、構文解析エラーがあるもの(赤色の警告アイコン)。 ファイルパネルの「期限切れ」ファイルの上にマウスを移動すると、どの解析がなぜ必要かを説明するツールチップが表示されます。

[アクティブ]および[合計]には、それぞれのファイルに対して出力された診断メッセージの総数がファイルごとに表示されます。 次の場合に、[アクティブ]の数と[合計] の数が異なります。

  • 抑止されたメッセージが存在する場合
  • ベースラインがベースラインの抑止で指定された場合(ベースライン診断抑止を参照)。

次の選択方法で、複数のファイルの結果を表示することができます。

  • CTRLキー + 左クリック: ファイルまたはディレクトリを1 つずつ選択(もしくは選択解除)します
  • SHIFTキー+左クリック:選択するファイルまたはディレクトリの範囲を指定します
  • 左クリック:単一のファイルまたはディレクトリを選択(もしくは選択解除)します。

ディレクトリを選択した場合、選択されたディレクトリおよびそのサブディレクトリに含まれている全てのファイルが選択されます。

ディレクトリの選択を外した場合、ディレクトリおよびそのサブディレクトリに含まれている全てのファイルの選択が外されます。

[ルールグループ]パネルおよび[メッセージレベル]パネルに表示されるコンテンツは、選択されたファイルのグループによって異なります。 解析エラーを表示する場合は、以下の手順を実施してください。

  1. ファイルを選択します。選択するべきファイルが不明な場合には、最上位のディレクトリを選択してください。
  2. [メッセージレベル]タブにおいて[警告]カテゴリを折りたたみます。[警告]カテゴリを折りたたむことで、[エラー]カテゴリが上部に表示されるようになります。
  3. 任意のエラーメッセージを右クリックし、表示された右クリックメニューから[選択中の項目のみを表示]を選択します。
  4. [解析結果一覧]パネルに関連するファイルが表示されます。

選択したファイルまたは選択したファイルのグループには、右クリックによって選択されたコンテキストメニューが関連付けられています。 使用可能なオプションは以下になります。

  • 選択されたファイルを解析する
  • 選択されたファイルを削除
  • 前処理されたファイル<file name>を開く
  • 削除
  • 選択中のファイルのレポートを生成
  • 選択中のファイルをDashboardへアップロード
  • 選択されたファイルをStructure 101にアップロード

ディレクトリのコンテキストメニューには次の追加項目が表示されます。

  • 選択中のツリー全体を展開
  • 選択中のツリー全体を折りたたむ
  • ファイルの追加

RCMAなどのツールは、特定のソースファイルの単一の場所に属していないメッセージを生成する可能性があります。 これらのメッセージを表示するには、ファイルパネルの 「CMA」(クロスモジュール解析)というツリーノードから表示します。 「CMA」を選択するとメッセージは解析結果の確認にされます(診断の表示とフィルタリングを参照してください)。

「Raw ソース」ノードには、手動で追加されたRawソースファイル (拡張子.iのプリプロセス済みソースファイル) が表示されます。 これらのファイルは一時的な解析にのみ使用され、プロジェクトの一部としては管理されません。 Raw ソースファイルを追加するには:

  1. [解析] > [解析設定を開く] を選択し、「解析したファイルのプリプロセス済みソースファイルを生成する」にチェックが入っていることを確認する。
  2. [解析] > [Rawソースファイルを解析] を選択し、ダイアログ内の指示に従う
  3. 解析するソースファイルの言語を選択する。
  4. をクリックし、prqa/configs/<config_name>/output/_SOURCE_ROOTに移動して.iファイルを選択する。
  5. [OK]をクリックしてファイルを解析する。
  6. Raw ソースノードがファイルパネルに表示される。

Rawソースファイルには2つのコンテキストメニューオプションがあります。

  • Rawソース解析:選択されたRawソースファイルの解析を実行します。
  • 選択中のファイルを削除:選択されたRawソースファイル解析の結果を削除し、プロジェクト階層ツリーから削除します。

[ファイル] パネル下部にファイルの属性に関するサマリテーブルがあります。 そこには、選択されたファイルの診断サマリが表示されています。

ここには、そのファイルが使用するインクルードパスおよびマクロ定義が含まれます。 ハイライトされたフィールドの右側にある[編集]ボタンをクリックするとテキストウィンドウが開き、特定のパスまたは定義を指定できるようになります。

その下に、親属性に関するセクションがあります。 ここには、ハイラキーの上方から継承されたデータに関する情報が動的に読み込まれます。 同様に、フォルダにも編集可能なサマリがあります。

ファイルパネルは、2つの表示方法があります。以下のサブメニューを使用して表示方法を変更することができます。

  • [管理 (A)] > [GUI設定] GUI設定の管理の[パネル]「ヘッダを埋め込む」ボックスにチェックを入れる。

この操作は、パネルで呼び出された任意のコンテキストメニューからも実行できます。 通常、ファイルツリー内のソースとヘッダファイルは分離されており、ヘッダファイルはインクルードフォルダに入っています。そのヘッダファイルを、作業中のソースツリー構造内に挿入する方法です。 ソースツリー構造、プロジェクトルートディレクトリに外部的に置かれているヘッダファイルは[外部インクルードファイル]フォルダ内にあります。