Rogue Wave Views Studio パネル記述ファイル
$ILVHOME/studio/data/studio.pnl ファイルは、提供されたパネルのデフォルトの記述を提供します。追加パネル記述ファイル (
.pnl) を使用して、これらの記述を変更して、独自のパネル記述を追加することができます。Rogue Wave Views Studio に
.pnl ファイルを読み込ませるには、これを Studio オプション・ファイルに宣言します。詳細は
オプション・ファイル を参照してください。
パネル・プロパティー
Rogue Wave Views Studio パネルは、以下のプロパティーによって設定されます。
title "<title>" は、パネルのタイトルを指定します。デフォルトでは、パネル名が使用されます。
visible <true/false> は、エディターの起動時にパネルを表示するかどうかを示します。
menu "<menuBarItem>" [,"<menuItem1> ...]{ <menuItemList> } によって、メニューをパネルに設定できます。このオプションは繰り返すことができます。パネルがメニュー・バーを含んでいる (その
getMenuBar 関数がメニュー・バーを返すか、そのコンテナーが
MenuBar という名前のメニュー・バーを含んでいる) 場合にのみ動作します。メニュー位置はメニュー・バー項目によって指定され、それがサブメニューの場合、続いて新しいメニュー位置に導くメニュー項目のリストがきます。メニュー項目は、そのラベルまたはコマンド名によって識別されます。
<menuItemList> の各項目は、コマンド名、サブメニューのラベル、または区切り文字を追加する '-' 文字です。たとえば、メイン・ウィンドウの「ファイル」>「新規」メニューは、次のように定義されます。
panel "MainPanel" {
menu "&mfile", "&new" {
NewGadgetBuffer,
NewGraphicBuffer
NewGrapherBuffer,
-, // a separator.
NewApplication,
MakeDefaultApplication
}
}
menuItem <itemSpec> :"<menuBarItem>" [,"<menuItem1> ...][-before <refItem>] は、指定したメニューに項目を挿入する場合に使用します。このオプションは繰り返すことができます。
<itemSpec> で指定された新しい項目は、コマンド名、ラベル、または
'-' 文字 (区切り文字) です。メニュー位置はメニュー・バー項目によって指定され、それがサブメニューの場合、続いて目的のメニュー位置に導くメニュー項目のリストがきます。
-before キーワードを使用して、
<refItem> の前に新しい項目を挿入することができます。その他の場合、項目はメニューの末尾に追加されます。
removeMenuItem <commandName> :"<menuBarItem>" [,"<menuItem1> ...] によって、環境設定ファイルで以前指定されたメニュー項目を削除できます。
<commandName> パラメーターは、削除されるメニュー項目に付加されたコマンドの名前です。メニュー位置はメニュー・バー項目によって指定され、それがサブメニューの場合、続いて目的のメニュー位置に導くメニュー項目のリストがきます。
toolbar <location> { <toolBarItemList> } によって、ツールバーをパネルに設定できます。このオプションは繰り返すことができます。
<location> パラメーターは、
left、
top、
right、または
bottomのいずれかです。各位置には、複数のツールバーがあります。
<toolBarItemList> は、コマンド名のリスト、またはカンマ (,) で区切られたツールバーの名前 (
.opt ファイルに定義されている) です。
例:
panel "MainPanel" {
toolbar right {
SelectLabelMode,
SelectLabelListMode,
SelectReliefLineMode
}
}
x、
y、
width、および
height とによって、パネルの位置とサイズを指定できます。
command "<objectName>" <commandName> によって、パネルに含まれている名前付きガジェットにコマンドを付加できます。たとえば、パネルに
"Open" という名前のボタンが含まれているとします。
panel "MyPanel" {
command "Open" OpenDocument;
}
filename "<filename>" によって、パネルにデータ・ファイル (
.ilv) を指定できます。指定したファイルは、
ILVPATH で検索されます。パネルによって読み込みます。たとえば、整列パネルはコード化することなく完全に作成されます。
alignmt.ilv データ・ファイルを使い、コマンドをボタンに付加します。
panel "Alignment" {
commandName ShowAlignPanel;// the command that shows the panel
filename "alignmt.ilv"; // load that data file
x 500;
y 100;
command "left" AlignLeft;
command "right" AlignRight;
command "vertical" AlignVertical;
command "samew" SameWidth;
command "hspace" HorizontalSpaces;
command "top" AlignTop;
command "bottom" AlignBottom;
command "horizontal" AlignHorizontal;
command "sameh" SameHeight;
command "vspace" VerticalSpaces;
}
commandName <commandName> によって、パネルを表示したり非表示にしたりするコマンドの名前を指定できます。これは、パネルに対応したコマンド名が
Show<PanelName> という名前である場合を除いて、パネルの可視性に従ってコマンドの状態を維持するために必要です。
topView <true/false> は、クラス・パレットなどのように、デフォルトでメイン・ウィンドウのペインとして作成される、ある特定のパネルによって使用されます。
panel "Classes" {
topView true;
}
例
以下のパネル・ファイル、/users/smith/mystudio.pnl は、Rogue Wave Views Studio の起動時に、パレット・パネルの代わりにコマンド・パレットを表示します。
panel "Commands" {
visible true;
}
panel "PalettePanel" {
visible false;
}
/users/smith/mystudio.opt ファイルは、上記のパネル・ファイルを宣言します。
studio {
panelFile "/users/smith/mystudio.pnl";
}
以下のパネルは、コード化することなく、編集モードを含むパネルを作成します。
panel "MyEditingModes" {
title "Modes"; // Set the panel title
visible true; // visible when the editor is launched
x 300; // the panel horizontal position
y 300; // the panel vertical position
width 150; // the panel width
height 150; // the panel height
toolbar top { // first tool bar
SelectSelectionMode,
SelectPolylineMode,
SelectLabelMode,
SelectLabelListMode
}
toolbar top { // second tool bar
SelectFocusMode,
SelectAttachmentsMode,
SelectMenuMode,
SelectMatrixMode
}
toolbar top { // third tool bar
SelectLineMode,
SelectReliefLineMode,
SelectArrowLineMode,
SelectPolylineMode
}
}
Version 6.0
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