2D Graphics > Rogue Wave Views Studio でプロトタイプを作成する > はじめに
 
はじめに
このチュートリアルでは、次に示す「温度」と呼ぶオブジェクトのグラフィカル・インターフェースを作成します。温度オブジェクトは、温度のレベルを示す目盛りとゲージのある温度計に似ています。温度が 30 度を超えると、ゲージは赤で表示されます。温度が30度未満の場合、ゲージは青で表示されます。温度計の下にあるテキスト・フィールドに、温度が数字で示されます。
温度オブジェクトには 2 つのアトリビュートがあります。温度アトリビュートと閾値アトリビュートです。温度が閾値の上か下かを視覚的に区別できるフィードバックが必要です。そのため、これら 2 つのアトリビュートを記述することで、温度プロトタイプのアプリケーション・インターフェースを定義します。次に、Rogue Wave Views Studio のグラフィカル・エディターによって、このオブジェクトのグラフィック表現を作成します。最後に、グラフィカルで対話的な振る舞いを作成します。すなわち、アトリビュート値をどのように表示し、温度アトリビュートをどのように編集するかです。
プロトタイプのインスタンスを C++ で書かれた実際のアプリケーションに接続し、データを提供するアプリケーション統合の最終手順については、次のチュートリアルで説明します。
プロトタイプ拡張機能付き Studio の起動
プロトタイプ拡張機能付き Studio を、次の手順に従って起動します。
1. Rogue Wave Views の $ILVHOME/studio/<system> ディレクトリーへ移動します。
2. ivfstudio と入力するか、「Studio」アイコンをダブルクリックしてアプリケーションを起動します。
Studio のメイン・ウィンドウが表示されます。最初にメイン・ウィンドウを開くと、空の 2D Graphics バッファー・ウィンドウが表示されます。パレット・パネルには定義済みのプロトタイプ・ライブラリーが、Rogue Wave Views Studio の他の定義済みライブラリーとともに含まれます。

Version 6.0
Copyright © 2015, Rogue Wave Software, Inc. All Rights Reserved.