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文書パレットの変更
この手順の前半で、文書ビットマップを変更するために使用されたパレットは、文書のパレットです (DrawBitmapInteractor::handleEvent メソッドを参照)。色の描画を変更する 1 つの方法は、文書パレットを変更することです。これを行うには、ColorChooser アクションという新規アクションをまずアプリケーションに追加する必要があります。
1. Application Framework Wizard を起動します。
2. BitmapEditor.odv ファイルを開きます。
3. アクションをクリックします。
4. 「新規アクション」をクリックして新しいアクションを追加します。
5. 作成したアクションのコマンド名を ColorChooser に変更します。
6. アクションの説明を変更します。
7. ツールチップの説明を変更します。
8. 「ビットマップ」タブで、アクションのビットマップを icrespan.png に変更します。
9. 「文書タイプ」をクリックします。
10. ツリーのツールバーをクリックします。
11. 文書特有のツールバーで、コマンドの 1 つ (MyCommands) を選択します。
12. 新しいアクションをツールバーに追加します。
13. カテゴリーを Project に変更します。
14. 作成したアクションを ColorChooser アクションに変更します。
15. 文書を保存します。
イベントは、文書レベルでキャッチされる必要があります。これを行うため、文書インターフェースを次のように変更します。
IlvDvBeginInterface(BitmapDocument)
Action(ColorChooser, colorChooser)
IlvDvEndInterface1(IlvDvDocument)
BitmapDocument::colorChooser メソッドは、ColorChooser アクションがトリガーされる時に呼び出されるということです。以下に BitmapDocument::colorChooser メソッドのコードを示します。
void
BitmapDocument::colorChooser()
{
IlvColorSelector dialog(getDisplay());
IlvColor* color = dialog.get(IlTrue);
if (color) {
IlvPalette* palette = getPalette();
setPalette(getDisplay()->getPalette(palette->getBackground(),
color,
palette->getPattern(),
palette->getColorPattern(),
palette->getFont(),
palette->getLineStyle(),
palette->getLineWidth(),
palette->getFillStyle(),
palette->getArcMode(),
palette->getFillRule()));
}
}
メソッドは、カラー・セレクターを表示し、文書パレットを、BitmapDocument::setPalette メソッドを呼び出して変更します。
手順 3 で完成したビットマップ・エディター・アプリケーションを、次の図に示します。

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