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スタイル、色およびアイコンの設定
前述されているように、S57Styles.txt と呼ばれる設定ファイルを使って S57 コードに基づいて各地図機能を表すスタイルを指定することができます。例:
1,Administration Area (Named),T,BBD2C1,,T,T,0,
2,Airport/airfield,T,aea052,997035,T,T,0,airare02.png
3,Anchor berth,T,,,T,T,0,achbrt07.png
4,Anchorage area,T,,,F,T,0,achare02.png
5,Beacon (cardinal),T,,,T,T,0,bcncar02.png
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このファイルの各行は、コーディング・アトリビュートにしたがって特定の S57 機能を表す方法を示しています。各行にはコンマ区切りのフィールドが含まれており、次のような構造をしています。
*S57 コードの値
*S57 機能タイプの名前
*可視性のアトリビュート (T: 表示、F: 非表示)
*背景色 (16 進法の RGB)
*前景色 (16 進法の RGB)
*背景色で塗りつぶす領域のブール型 (T: True、F: False)
*線を描画するブール型 (T: True、F: False)
*線のスタイルを指定する整数
*ポイント機能のアイコン・ファイル名
利用できる線のスタイルは、次のとおりです。
0 solid
1 dot
2 dash
3 dashdot
4 dashdoubledot
5 alternate
6 doubledot
7 longdash
メモ: 異なるスタイルの画像は、リファレンス・マニュアルの IlvLineStyle クラスをご覧ください。
<$ILVHOME>/data/maps/s57 に格納されているこのファイル (S57Styles.txt) は編集することができます。また、環境変数 ILVMAPSS57STYLES で指定する別のディレクトリーに独自のバージョンの S57Styles.txt ファイルを作成することもできます。ただし、この方法を利用する場合は、新しいディレクトリーに S57Styles.txt で定義されているすべての必要なビットマップが含まれている必要があります。構文については、元のファイルまたは上記を参照してください。
このように、この設定ファイルでシンプルでフレキシブルな構文を用いて全体的なレンダリングの設定を簡単にカスタマイズすることができます。独自のレンダリング・ストラテジを定義してさらに詳細な設定も行うことができます。この場合、標準 S57 レンダラー ( IlvS57Renderer クラス) から派生することができる独自のレンダラーを作成し、独自のロジックを実装して S57 情報を適切なグラフィックに変換する必要があります。たとえば、いくつかの S57 機能を特定の地図レイヤー上でまとめてグループ化したり、他の表示基準に基づいて詳細なレンダリングを実装したりすることができます。

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