投影図法パラメーター
投影図法には、下記のパラメーターを設定できます。
地球の形状を指定する楕円楕円については、
楕円で説明します。
投影図法の中央経線と中央緯線これらのパラメーターは、
setLLCenter 関数で設定します。投影図法では中心に近いほどひずみが減ります。
デカルト座標に適用され、false easting および false northing とも呼ばれるオフセット。これらのパラメーターは、
setXYOffset 関数で設定します。
次のような処理も行えます。
setGeocentric 関数による、座標が地理 (デフォルト値) か地心かの指定。
あるポイントの地心緯度は、地球と赤道面の中心にポイントをつなぐ線で作られる角度によって定義されます。一方、ポイントの測地 (または地理) 緯度は、このポイントと赤道面を通過する垂直線で作られる角度によって定義されます。地球が正確な球体ではなく、どちらかと言うと楕円であるため、これら
2 つの値は異なります。両方の緯度は、tan phiG = (1 - e ^ 2) tan phi 関係を通じて関連しています。e は、地球をかたどる際に使う楕円の偏りです。
アプリケーションで地心データを処理する場合、このパラメーターを設定する必要があります。使用可能な地理データのほとんどは、地理緯度で表します。
投影図法で経度修正を使うかどうかを指定します。つまり、経度を範囲
[-PI;PI] 内に収めるか、または
setUsingLongitudeReduction 関数を使って、任意の経度を受け入れるか指定します。
上記のパラメーターは、すべての投影図法に共通のものです。これらのパラメーターは、ライブラリーにあるすべての投影図法の基本クラスである、IlvProjection クラスの API で設定します。また、一部の投影図法には、特定の追加パラメーターがあります。たとえば、円錐図法を交差緯度に指定したり、実縮尺の緯度をほとんどの円筒図法に指定できます。詳細は、各投影図法のリファレンス・マニュアルを参照してください。
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