データの投影
データを投影すると、地理座標 (経度と緯度) は投影座標に変換されます。以下の理由のいずれかによって、この操作は不可欠です。
既存の地図またはそれ自体が投影済みのイメージに、グラフィック要素の位置を合わせるため
特に選択した投影図法のプロパティー (角度、面、中心点からの距離の保存) を利用するため
データを投影するため、選択した投影図法の forward メンバー関数を呼び出します。この関数は結果を、2 番目の引数 (サンプルでは xy) に置きます。一部の投影図法は全地表で使用できないため、この関数は考慮の必要なエラー・コードも返します。たとえばメルカトル図法では、北極および南極に接近したポイントの投影はできません。エラーが発生した場合、xy の値は使用できません。
IlvCoordinate xy;
IlvMapsError status = projection.forward(ll, xy);
if(status != IlvMaps::NoError())
IlvPrint("Projection exception for this data :%s",
IlvMaps::GetErrorMessageId(status));
エラーが発生した場合、エラー・メッセージは IlvMaps のエラー管理機能によって解釈できます。
ここでは、Rogue Wave Views メッセージを返す
GetErrorMessageId を使用します。
上のサンプルでは、メッセージの出力に Rogue Wave Views の IlvPrint 関数を使用しています。この関数は、純粋なグラフィック環境 (Microsoft® Windows® アプリケーションの場合) にも、またコンソール対応環境 (UNIX® アプリケーションの場合) にも移植可能な、メッセージの表示方法を提供します。
Version 6.0
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