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IlvPrintable クラス
IlvPrintable は、印刷可能なオブジェクトを記述するベースを提供する抽象クラスです。これは任意のジョブの印刷パラメーターを含む印刷可能ジョブに関連付けられています。
印刷可能オブジェクトは、次のメソッドをサブクラス化することで記述できます。
*public virtual IlvRect getBBox(IlvPrintableJob const& job) const = 0;
*protected virtual IlBoolean internalPrint(IlvPrintableJob const& job) const = 0;
IlvPrintable のサブクラスのいくつかを利用できます。
*IlvPrintableContainer は、IlvContainer のインスタンスをカプセル化します。
// declares a printable using the given region of a container.
// if the rectangle is null then the whole container is printed.
IlvPrintableContainer* printcont = new IlvPrintableContainer(container,
&rect);
*IlvPrintableText は、テキストを印刷します。また整列パラメーターを指定できます。
// declares a printable using a simple text.
IlvPrintableText* printtext = new IlvPrintableText
(display->defaultPalette(),
"This is a text",
IlvCenter);
*IlvPrintableFormattedText は、さまざまな定義済みアトリビュートを持つテキストを印刷します。各変換指定は、% という文字で始まります。下記のアトリビュートが定義されます。
%p
ページのインデックスを印刷します。
%P
総ページ数を印刷します。
%N
文書名を印刷します。
%y
年を印刷します。
%M
月 (数字) を印刷します。
%d
日付を印刷します。
%h
時間 (0 ~ 24) を印刷します。
%H
時間を印刷します。
%m
分を印刷します。
%s
秒を印刷します。
%AM
大文字で AM/PM インジケーターを印刷します。
%am
小文字で AM/PM インジケーターを印刷します。
%p コードを %\p に置換して印刷できます。
// declares a printable formated text
IlvPrintableFormattedText* printftext = new
IlvPrintableFormattedText(display->defaultPalette(),
"%N :(Page %p/%P - %d/%M/%y - %h:%m:s)");
*IlvPrintableGraphic は、IlvGraphic のインスタンスをカプセル化します。あらゆる IlvGraphic オブジェクトが印刷できます。
// declares a printable graphic
IlvGraphic* ellipse = new IlvFilledEllipse(display,
IlvRect(0, 0, 100, 50));
IlvPrintableGraphic* printgraphic = new IlvPrintableGraphic(ellipse);
*IlvPrintableFrame は、簡単な矩形をカプセル化します。
// declares a printable frame
IlvPrintableFrame* printframe = new IlvPrintableFrame
(display->defaultPalette());
*IlvPrintableManagerIlvPrintableMgrView、および IlvPrintableManagerLayer (マネージャー・パッケージでのみ使用可能) は、マネージャー全体、マネージャー・ビュー、マネージャー・レイヤーをそれぞれ印刷します。
*IlvPrintableComposite を使うと、複数の印刷可能オブジェクトを構成して定義できます。

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