Rogue Wave Views Foundation の概要 > コンテナー:ビューの制御
 
コンテナー:ビューの制御
コンテナーは、グラフィック・オブジェクトの格納と表示を調整します。
図 1.8    コンテナー
基本的に、コンテナーはビューであり、格納するグラフィック・オブジェクトの自動的更新とそのビューで発生するシステム・イベントおよびユーザー・イベントの処理を行う定義済みコールバックを備えています。
コンテナーに格納されている各グラフィック・オブジェクトは固有のものであり、そのコンテナーによってのみ表示されます。要約すると、コンテナーは次の特徴を備えています。
*基本的にビューの一種であり、どんな数のグラフィック・オブジェクトでも収集できます。
*ビュー内のすべての描画操作を自動的に管理します。
*インタラクターをそのオブジェクトへ関連付けて、特定の振る舞いを持たせます。
*オブジェクトへのアクセスをオブジェクト名で行います。
*オブジェクトの描画時に、トランスフォーマーを使用して移動、ズーム、回転できます。
*単一のアクションをビューが受け取ったイベントに関連付けます。
コンテナーとマネージャー
Rogue Wave Views は、次の 2 つの基本タイプの記憶域データ構造のいずれかにオブジェクトをグループ化します。
*コンテナー
*マネージャー
ビューは、コンテナーまたはマネージャーに格納されているグラフィック・オブジェクト一式に関連付けられています。
コンテナーは特定数のグラフィック・オブジェクトを格納しており、コンテナー内に格納されているオブジェクトを表示するビューと関連付けられています。各オブジェクトは特定の振る舞いに関連付けることができます。また、定義済み関数をすぐ呼び出すキーボード・イベントであるアクセラレーターをコンテナー自体に付加できます。コンテナーは Foundation パッケージの機能の一部です。
マネージャーは別タイプのデータ構造であり、レイヤー、マルチビュー、高速再描画、永続性、および編集の機能が備わっています。マネージャーの詳細については、Manager マニュアルを参照してください。
メモ: 多数のオブジェクト、マルチビュー、レイヤーを効率的に描画する場合は、コンテナーではなくマネージャーを使用してください。

Version 5.6
Copyright © 2012, Rogue Wave Software, Inc. All Rights Reserved.