極東アジア言語で Rogue Wave Views を使用する
システムで日本語、韓国語、中国語などの極東アジア言語をサポートする場合は、このセクションをお読みください。極東アジア言語はマルチバイト文字言語であり、Rogue Waveィ Views を使用する場合にその特性を考慮する必要があります。
API を変更しなくても、char* 値は極東アジア言語ロケールでマルチバイト文字を使用できます。
たとえば、次のマルチバイト文字列を渡すことができます。
void IlvListLabel::setText(const char* text);
戻り値として、次のマルチバイト文字列が返されます。
const char* IlvListLabel::getText() const;
これはすべてのガジェット・クラス (すなわち
IlvText、
IlvTextField およびそのサブクラス
IlvMessageLabel、
IlvStringList など) および
IlvManagerMakeStringInteractor または
IlvManagerMakeTextInteractor のようなマネージャー・ビューのインタラクターにあてはまります。
プログラマーがテキスト領域への入力を制御できるように、
mbCheck メソッドが
IlvTextField および
IlvText ガジェットに追加されています。API は次のように定義されます。
virtual IlBoolean mbCheck(const char* text);
virtual const char* mbCheck(const char* text);
メモ: mbCheck メソッドは、モノバイト・ロケールで実行している場合、check メソッドを呼び出します。 |
IlvPasswordTextField はマルチバイト文字列をサポートし、マスクは描画可能な文字に適用されます。これはマルチバイト文字列を使用して、
IlvPasswordTextField で
setLabel を作成または実行できるということです。
内部的には、Rogue Wave Views は wide-char* 値で処理を行っていますが、外部 API にはそれが文書化されたものはありません。wide-char* 値を使用したい場合、外部 API を呼び出す前に char* 値を切り替える必要があります。macros.h ファイルで wchar_t と定義されている IlvWChar タイプを、独自の国際化 API に使用することができます。
Version 5.6
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