IlvIndexedBitmapData クラス

IlvIndexedBitmapData クラスは、インデックス付のカラー・イメージ専用で、ラスター・データはカラー・マップのインデックスとして記述されます (8 ビット値、つまりインデックス付きのビットマップ・データでは 256 色しか使用できません)。

256 x 256 ピクセルのインデックス付きビットマップ・データの作成

最初に、カラーマップを作成します。ここでは 256 項目のカラーマップを作成します。次に、このカラーマップにグレースケール値を追加します。各コンポーネントは、8 ビットで記述します。

IlvColorMap* cmap = new IlvColorMap(256);

for (IlUInt idx = 0; idx < 256; ++idx) {

// sets the red, green and blue components for a entry

cmap->setEntry(idx, idx, idx, idx);

}

次に、目的のサイズのインデックス付きビットマップ・データを作成します。

IlvIndexedBitmapData* idata = new IlvIndexedBitmapData(256, 256, cmap);

ビットマップ・データにインデックスの階調を追加します。

for (IlUInt h = 0; h < 256; ++h)

for (IlUInt w = 0; w < 256; ++w)

idata->setPixel(w, h, h);

このビットマップ・データを画面で表示するには、このデータから IlvBitmap を作成する必要があります。

IlvBitmap* bitmap = new IlvBitmap(display, idata);

これで IlvIcon クラスを使用して、グラフィック・オブジェクトを作成できます。

Version 5.6