IlvDisplay:ディスプレイ・システム・クラス
Rogue Waveィ Views を使用してグラフィック・アプリケーションを開発するには、
IlvDisplay メンバー関数一式、すなわち Rogue Wave Views
プリミティブを使用します。
図 6.0 IlvDisplay 描画メンバー関数:プリミティブ
IlvDisplay クラスを使うと、X Window や Microsoft Windows などのディスプレイ・システムと透過的に通信できます。
2 つの基本タスクは、描画コマンドとグラフィック・リソース処理です。
描画コマンド 描画コマンドは、点、矩形、領域 (矩形の羅列)、曲線、文字列などエンティティーの基本的な幾何学クラスを処理します。
この種類の描画メンバー関数は、20 以上あります (詳細については、IlvPort クラスを参照してください)。描画処理は、IlvPort クラスのインスタンスとして定義される領域内にその結果を生成します。これはメモリー内または画面上のいずれかです。
グラフィック・リソース いくつかの
IlvDisplay 描画メンバー関数は、色、線の種類、パターン、フォントなどのグラフィック・リソースを処理します。これらのリソースは、
IlvResource と呼ばれるクラスの機能を継承します。これらはさまざまな
IlvDisplay メンバー関数を使って作成されます。特定のリソースは、
IlvPalette クラスのオブジェクトにグループ化され、描画に使われます。
Version 5.6
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