Rogue Wave Viewsで複数表示モニターを使用する
複数表示モニターは、複数の表示デバイスをアプリケーションで同時に使用できるようにする機能セットを提供します。 複数のモニタが 1 つの大きなモニターとして表示されるため、1 つの画面から他の画面へと移動できるようになります。
Rogue Waveィ Views はこの機能を考慮しており、モニターの座標を取得するために API (
IlvDisplay::screenBBox) が追加されています。 このメソッドにより、アプリケーションは特定の矩形が位置するモニターの座標を取得できます。 たとえば、単一のモニターの中央に 1 つのウィンドウを配置するためにこれを使用します。 詳細については、リファレンス・マニュアルを参照してください。
既存のアプリケーションに対するこの機能の影響は、トップ・ウィンドウの管理に限られます。 トップ・ウィンドウを表示するたびに、その位置を正確に計算する必要があります。 問題を回避するには、トップ・ウィンドウの位置は画面ではなく他のトップ・ウィンドウに対して相対的に設定します。 たとえば、大部分のアプリケーションにはメイン・パネルと複数のダイアログがあり、すべてがトップ・ウィンドウです。 ダイアログの位置は、画面全体に対して中央に設定する (
IlvView::ensureInScreen メソッドを使用する) よりも、メイン・パネルの位置に対して指定する (
IlvView::moveToView メソッドを使用する) 方が良いでしょう。
メモ: IlvView::ensureInScreen メソッドは、ビューをモニター内に設定します。 ビューが配置されるモニターは、作業モニターと見なされます。 たとえば、ビューがモニター 2 にある場合、ビューで IlvView::ensureInScreen を呼び出すと、ビューがモニター 2 に残ります。 |
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