Rogue Wave Views Studio コマンド・ファイル
定義済み Rogue Waveィ Views Studio コマンドは、コマンド記述ファイル studio.cmd に宣言されます。このファイルは、ディレクトリー $ILVHOME/studio/data にあります。独自のコマンドを .opt ファイルまたは .cmd ファイルに直接宣言して、.opt ファイルで commandFile オプションを使用して、そのファイルを宣言することができます。コマンド宣言ファイルは、本製品で提供される studio.cmd ファイルの後で読み込まれます。コマンド宣言ファイルで、ラベルやアイコンなどを変更するために定義済みコマンドの宣言をオーバーライドすることができます。
コマンド・プロパティー
Rogue Wave Views Studio コマンドは、以下の設定のプロパティーによって定義されます。
label "<label>" によって、コマンドがメニューに付加されている場合、メニュー項目のラベルを指定できます。ラベルが指定されていない場合は、コマンド名が使用されます。指定されたラベルは、実文字列または多言語メッセージ識別子のいずれかです。
toggleLabel "<label>" は、
TestDocument コマンドなど、状態のあるコマンドに使用されます。コマンドがアクティブの場合、この文字列はコマンド・ツールチップのラベルになります。指定されたラベルは、実文字列または多言語メッセージ識別子のいずれかです。
tooltip "<string>" は、コマンドがツールバー項目またはガジェットに付加されている場合、ツールチップの表示に使用する文字列を指定するために使用します。デフォルトでは、ツールチップはコマンド・ラベルを表示するだけです。指定された文字列は、実文字列または多言語メッセージ識別子のいずれかです。
toggleTooltip "<string>" は、
TestDocument コマンドなど、状態のあるコマンドに使用されます。コマンドがアクティブの場合、コマンド・ツールチップはこの文字列を表示します。指定された文字列は、実文字列または多言語メッセージ識別子のいずれかです。
acceleratorText "<string>" は、コマンドがメニュー項目に付加されている場合に使用します。メニュー項目のセットアップに使用され、コマンドを実行するアクセラレーター・キーを表示します。
acceleratorDefinition "<string>" は、コマンドがメニュー項目に付加されている場合に使用します。指定した文字列はデコードされ、メニュー項目に設定されます。
bitmap "<name>" は、コマンドがメニュー項目に付加されている場合に使用します。ビットマップ名を、対応するツールバー項目に指定できます。
prompt "<string>" によって、コマンドを説明する単一行文字列を指定できます。指定された文字列は、実文字列または多言語メッセージ識別子のいずれかです。コマンド・メニュー項目が強調表示されるか、そのツールチップがアクティブになると、この文字列がメッセージ領域に表示されます。
togglePrompt "<string>" は、状態のあるコマンドに使用されます。コマンドがオンになったときに
prompt 文字列の代わりに使用する文字列を指定できます。
messages <messageList> によって、コマンドが実行されたときにブロードキャストされる 1 つ以上の Rogue Wave Views Studio メッセージを指定できます。
interactive <true/false> は、コマンドがコマンド・パネルに表示されるかどうかを通知します。
category <categoryName> によって、カテゴリーをコマンドに指定できます。コマンドに複数のカテゴリーを指定するには、このオプションを繰り返し使用します。指定するカテゴリーがまだ使用されていない場合は、コマンド・パネルに自動的に作成され、表示されます。
selector "<name>" によって、相互排他セレクターをコマンドに指定できます。このプロパティーは、コマンドに状態がある場合に有効です。同じセレクターで同時に選択できるのは、1 つのコマンドのみです。コマンドが選択されると、以前選択されていたコマンドは自動的に選択解除されます。
例
以下のコマンド・ファイルは、Quit コマンドのラベルを Exit に変更して、既存の CloseDocument コマンドにアクセラレーター・キーを定義します。
対応するコマンド宣言は、$ILVHOME/studio/data/studio.cmd ファイルから /users/smith/mystudio.cmd にコピーされます。
command Quit {
label "^Exit"; // modified property
tooltip "&ttmenu_quit";
prompt "&quitEditor";
bitmap "icquit";
category studio;
}
command CloseDocument{
label "&mclose";
prompt "&closeDocumentP";
acceleratorText "F4"; // added property
acceleratorDefinition "<Key F4>"; // added property
category document;
}
/users/smith/mystudio.opt ファイルは、上記のコマンド・ファイルを宣言します。
studio {
commandFile "/users/smith/mystudio.cmd";
}
/users/smith ディレクトリーが ILVPATH 環境変数にある場合、mystudio.cmd ファイルのフル・パスを指定する必要はありません。
studio {
commandFile "mystudio.cmd";
}
ILVSTOPTIONFILE は /users/smith/mystudio.opt に設定されます。
Version 5.6
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