パネルでプロトタイプ・インスタンスを作成/編集する

このセクションでは、パネルを作成するために定義した、あるいは読み込んだプロトタイプをインスタンス化する方法について説明します。

プロトタイプ・スタジオには、パネルにできる 2 種類のバッファー・ウィンドウがあります。2D Graphics および Grapher です。Gadgets 拡張機能がインストールされている場合は、Gadgets バッファー・ウィンドウも利用できます。

グラフィックを多用するアプリケーションには 2D Graphics バッファー・ウィンドウを使用します。これは、プロトタイプが線、矩形およびスプラインなどの 2D グラフィック・オブジェクトを含んでいる場合です。

グラフィック・オブジェクトをグラファー・リンクを使用してプロトタイプ・インスタンスに接続するため、グラファー機能が必要な場合は、Grapher バッファー・ウィンドウを使用します。

Rogue Wave Views Control パッケージがインストールされており、プロトタイプにガジェットが含まれている場合は、Gadgets バッファー・ウィンドウを使用します。

プロトタイプ・インスタンスを使用するパネルを作成するには、適切なバッファー・タイプを「ファイル」>「新規」から選択します。

プロトタイプ・インスタンスを作成するには、次の処理を行います。

1. プロトタイプ・ライブラリーをパレット・パネルの上側ペインから選択します。

2. 選択するプロトタイプのアイコンをバッファー・ウィンドウまでドラッグします。

2. バッファー・ウィンドウの矩形をクリックしてドラッグします。描画したばかりの矩形で定義されるバウンディング・ボックスのあるプロトタイプのインスタンスが作成されます。

プロトタイプ・インスタンスをカプセル化する IlvProtoGraphic オブジェクトの形でプロトタイプがインスタンス化されます。

プロトタイプ・インスタンスは、グループの詳細情報を使用して編集します。グループの詳細情報を表示するには、「ツール」メニューから「グループの詳細情報」を選択します、あるいは、プロトタイプ・インスタンスをダブルクリックします。インスタンスを選択しているとき、そのアトリビュートはグループの詳細情報の「インターフェース」タブに表示されます。

メモ: 「グラフィックの振る舞い」および「パネル内で直接グラフィックを変更」は、プロトタイプ・インスタンスの場合はオフになっています。これらはプロトタイプを編集しているときのみ使用できます。グループの詳細情報を使用してアクセサー値を編集する方法についての説明は、グラフィックの振る舞いを定義するを参照してください。

プロトタイプ・インスタンスを含むパネルは、「ファイル」メニューから「開く」、「名前を付けて保存」コマンドを使用して、標準 .ilv ファイルとして読み込まれ、保存されます。