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Rogue Wave Views アプリケーションを Microsoft Windows 上で新規作成する
Windows コードが含まれない新規の Rogue Wave® Views アプリケーションを作成する場合は、main 関数を作成してそのコンストラクターにアプリケーション名を提供することにより IlvDisplay クラスをインスタンス化します。
int
main(int argc, char* argv[])
{
IlvDisplay* display = new IlvDisplay("Views", "", argc, argv);
...
}
「main」は Microsoft Windows 上で稼働するアプリケーションの標準エントリー・ポイントではない点に注意してください (標準では「WinMain」です)。 Rogue Wave Views のソース・コードの移植性や、コマンドライン・パラメーターの構文解析を容易にするため、標準の C++ 「main」エントリー・ポイントを使用します。 この選択の効果は、このトピックで詳しく説明します。
リソース・スキャニングではアプリケーション名を使用しています (ディスプレイ・システム・リソースを参照)。 Microsoft Windows の場合は 2 つ目の引数は使用しません。そのため、空の文字列に置き換えられます。 (これは X Window で X display に対応する場合に使用されます。) Microsoft Windows では最後の 2 つのパラメーターも使用しません。
次に、ビュー構造およびオブジェクトを構築し、グローバル関数 IlvMainLoop を呼び出すことができます。
int
main(int argc, char* argv[])
{
IlvDisplay* display = new IlvDisplay("Views", "", argc, argv);
...
...
IlvMainLoop();
return 0;
}
ここで、アプリケーションを開始するために Microsoft Windows が予期する WinMain エントリー・ポイントの代わりに main 関数が提供されるため、オブジェクト・ファイルを ILVMAIN.OBJ ファイルにリンクする必要があります。 このファイルは Rogue Wave Views に含まれており、必要なすべての初期化操作を行うデフォルトの WinMain 関数を定義し、main 関数を呼び出します。
メモ: 一部のコンパイラーが提供する main 関数のその他の定義との矛盾を回避するため、プリプロセッサー・マクロは main 関数を IlvMain として再定義します。 このマクロは、ヘッダー・ファイル <ilviews/ilv.h> で宣言されています。
たとえば、BIN ディレクトリーの make ファイルや project ファイルを参照してください。

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