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まとめ
ここで、このプログラムをコンパイルして実行し、その振る舞いをテストできます。オプションとして、step3/program.cpp ファイルをコンパイルして実行することもできます。このファイルはこれまでに述べたチュートリアルを実装した上でいくつかの特別なヒントも追加し、希望する場合は最適化も行えます。手順 2 の最後のプログラムと同様に温度のレベルが上下しますが、温度計の右にあるスライダーに似たオブジェクトによって加速度を調整できます。
上記のメカニズムによってアプリケーション・オブジェクトの強力なカプセル化を保ちながら、ユーザー・インターフェースの容易な実装が可能になります。これが可能なのは、いったん共通インターフェースを決めてグループ・メディエーターを定義すると、機能的なコアの実装をユーザー・インターフェースから完全に分離させ、別々に開発できるように設計されているためです。samples/protos ディレクトリーには、BGO をアプリケーションに統合する他のメカニズムも用意されているため、ニーズに応じた最適な手段を見つけることができます。

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