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S57 マップ・リーダー
Rogue Wave Views Maps には、S57 ファイルの読み込みに使用するクラスが含まれています。S57 形式 は国際水路機関 (IHO) が発行した基準である海里マップ用の数値地図形式です。詳細は、次のサイトをご覧ください。
http://www.iho.shom.fr/
このパッケージで提供される S57 リーダーは、IHO TRANSFER STANDARD FOR DIGITAL HYDROGRAPHIC DATA Edition 3.1 に基づいています。
S57 リーダー・モジュールを使用すると、IHO S57 形式のファイル・セットのデータにアクセスすることができます。また、S57 リーダー・モジュールは、1 つ以上の関連する S57 データ・ファイル内で S57 機能を生成します。S57 データセットはディレクトリー、カタログまたは個々のデータ・ファイルになることができます。ディレクトリーの場合、ディレクトリー内のすべての S57 ファイルが選択されます。カタログの場合はカタログから参照されている全ファイルが選択されます。S57 カタログは、海里データの領域を網羅します。カタログ・ファイル (.030 または .031) およびセル・ファイル (.000) の両方を含んだ単一のディレクトリーから構成されています。通常、セルにはカタログのゾーン全体のサブゾーンのみを対象とするデータが含まれています。
S57 機能オブジェクトは、機能に変換されます。S57 ジオメトリー・オブジェクトは自動的に収集され、機能上のジオメトリーに変換されます。
S57 シンボルは、オブジェクトのアトリビュートに関係なく、オブジェクト・タイプごとに定義済みのアイコンを使ってレンダリングされます。
デフォルトの S57 レンダラーは定義済みのスタイルを使ってポリライン、多角形、および小さいアイコンとして地図機能を表します。これらのスタイル設定は、設定ファイルで行うことができます。たとえば、S57 コードに基づいて各機能の色、線の種類、アイコン、可視性などを指定することができます。独自のレンダラーの実装を作成して、同じ S57 データを異なる形式で表示することもできます。
図 5.0    S57 地図レンダリングの例

Version 6.0
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