形状ファイル形式を読み込むためのクラス

このクラスは、IlvMapFeatureIterator のサブクラスで、これによって .shp ファイル、.dbf ファイル、および .shx ファイルが読み込めます。形状ファイルでは使用する投影図法に関する情報がないため、このリーダーは地理参照されません。機能イテレーターおよび非地理参照ファイルをロードするを参照してください。

このクラスは、IlvMapFeatureIterator のサブクラスです。このリーダーは、.shp ファイルのみを読み込みます。

このクラスは、 .shx ファイルを読み込みます。詳細については、IlvShapeFileIndex クラスを参照してください。

このクラスは、空間インデックス・ファイル (.idx ファイル) を読み込みます。詳細については、IlvShapeSpatialIndex クラスを参照してください。

このリーダーは、ジオメトリーを格納する.shp ファイルと、アトリビュートを格納する .dbf ファイルを同時に読み込み、情報を 1 つの IlvMapFeature オブジェクトにマージします。このリーダーは、ジオメトリーへのランダム・アクセスを提供するために、オプションの shx ファイルも読み込めます。

次のいずれかの方法でインスタンス化できます。

IlvShapeDBFReader、IlvShapeSHPReader、オプションの IlvShapeFileIndex オブジェクトを直接指定する。

これは、たとえば派生した IlvShapeSHPReader オブジェクトを使用する場合などに役立ちます。

いずれの場合も、.shx ファイルを読み込めるリーダーが作成されると、getFeatureAt メソッドを介したジオメトリーへのランダム・アクセスが可能になります。

このリーダーは、3 つの専用リーダーを使用します。IlvShapeSHPReader、IlvShapeDBFReader、および IlvShapeFileIndex。getNextFeature メソッドは、これらの専用リーダーで生成した情報を 1 つの地図機能にマージします。

例については、次の場所にある形状ファイルのサンプルを参照してください。

<installdir>/samples/maps/shapefile

このリーダーは、.shp ファイルのみを読み込みますが、.shp ファイルおよび .shx ファイル兼用として作成された場合は、ジオメトリーへのランダム・アクセスを可能にします。

形状ファイルに格納されるジオメトリーは、必ずしも 2D オブジェクトとは限りません。形状オブジェクトを構成する各点は、測地データ、または測地データと標高に関連付けることができます。

測地データは、IlvAttributeArray タイプのアトリビュートに格納されます。

以下は、測地データに関連付けられる形状タイプです。

標高は、IlvAttributeArray タイプのアトリビュートに格納されます。

以下は、測地データと標高に関連付けられる形状タイプです。

Rogue Wave Views Maps には、3D のレンダリングに不可欠なタイプ MULTIPATCH の形状オブジェクトを描画する定義済みのジオメトリーがないため、これらは無視されます。ただし、クラス IlvShapeSHPReader をサブタイプ化してこの振る舞いを変更できます。形状オブジェクトは保護されたメソッドで読み込まれるため、リーダーを修正して新しいジオメトリーを含める場合も、最小限の作業ですみます。

このリーダーは、.dbf 形式のファイルを読み込む場合にのみ使用します。また、次のようなファイルの反復処理に使用できます。

IlvShapeDBFReader* reader = new IlvShapeDBFReader("myFile.dbf");

IlvFeatureAttributeProperty* attributes = reader->getNextRecord();

while (attributes) {

// process attributes

...

attributes = reader->getNextRecord(...);

}

.dbf ファイルはアトリビュートを .shp のオブジェクトに逐次関連付けるため、記録番号を直接指定することで地図機能のアトリビュートにアクセスできます。