Perforce QAC 2025.3におけるQA・GUIの機能変更
サポート用の情報アーカイブをアセンブルするときに、プリプロセス済みソースファイル (.i) が自動的に生成されるようになりました。
- コマンド:qagui - Analysis Options
- 以前の動作:[解析]->[解析設定]ダイアログで各ファイルに対し .i ファイルを明示的に生成するために[解析したファイルのプリプロセス済みソースファイルを生成する]を設定することができます。 [解析エラーが発生したファイルのサポート用情報を収集する]オプションにチェックが入っていないと、このオプションは有効になりません。つまり、全ファイルに対しプリプロセス済みのファイルが作成されるということです。オプションでサポート用のZIPファイルを生成するためには、このオプションを有効にする必要がありました。
- 新しい動作:解析をするときに[解析エラーが発生したファイルのサポート用情報を収集する]オプションが有効になっており、[解析したファイルのプリプロセス済みソースファイルを生成する]オプションが有効になっていない場合、ひとつでも解析の失敗があると、プリプロセス済みのソース出力を含み再解析が実行されます。 但し、[解析したファイルのプリプロセス済みソースファイルを生成する]オプションが有効になっている場合は再解析は必要ありません。その後、.arc、 .via、.i ファイルがジップされます。
出力ディレクトリのパスのサイズを圧縮しました。
- コマンド:すべて
- 以前の動作:出力ディレクトリの階層はソースディレクトリのツリー構造を反映します。Windowsシステムではデフォルトで最大限の文字数が260であるため、解析中の障害の原因となる可能性がありました。
- 新しい動作:新しい環境変数 QAC_MIN_OUTPUT_DIR が導入されました。この環境変数を設定するとディレクトリの階層がフラット化され260文字制限に違反する可能性を削減します。
Validateへプロジェクトをアップロードする際、異なるパスのフォーマットをサポートするようになりました。
- コマンド:Validate へのGUI および CLI アップロード
- 以前の動作:Validateへのプロジェクトのアップロードはフルパス形式でした。
- 新しい動作:以下の3つの形式から指定できるようになりました。
- ROOT:ルート変数がパスの先頭に組み込まれます
- RELATIVE:パスがプロジェクトディレクトリへの相対パスとして変換されます
- ABSOLUTE:パスがその絶対値に変換されます
診断のマッチングが機能しない可能性があるので、すでに結果を含んでいるプロジェクトのパスのフォーマットは変更しないでください。
GUIプロジェクト作成ですべてのACF/RCF が使用できるようになりました。
- コマンド:qapcreate または qagui → プロジェクト(J) → 新規プロジェクト(N)
- 以前の動作:以前はユーザデータの保存先(UDL)にACF/RCFがすでにある場合にのみACF/RCFの選択が可能でした。
- 新しい動作:新規プロジェクトのダイアログにいくつかの機能を追加しました。
- ACF/RCFを選択するボタンを追加しました。
- ACF/RCFのドロップダウンを開くとツールチップにプルパスが表示されます。
- ACFに追加の検証が加えられました。
- ダイアログを迅速に読み込むためACF/RCFの検証をより速やかにしました。
- 選択されたACF/RCFディレクトリは保存され復元されます。
コマンドラインからqaguiを実行するときのスプリアスな警告を修正しました。
- コマンド:qagui (コンソールターミナルから実行されるとき)
- 以前の動作:サードパーティのデバッグメッセージが表示されることがありました。
- 新しい動作:すべてのFramework、Flare、Qtおよび、ほとんどのサードパーティアプリケーション(webブラウザなど - qaguiから起動されるものを含む)の出力からのデバッグメッセージが削除されました。 しかし、ブラウザによってはgpuの初期化の失敗などカテゴリの高いエラーメッセージを発する可能性がまだあります。