Perforce QAC  2025.3におけるQA・CLIの機能変更


サポート用情報アーカイブをアセンブルするときに、プリプロセスソースファイル (.i) が自動的に生成されるようになりました。

  • コマンド:qacli analyze -a | --assemble-support-analytics
  • 以前の動作:プリプロセス済みソースファイルをアーカイブに含めるにはg|-generate-preprocessed-source オプションを明示的に追加する必要がありました。この操作は、解析中にプロセスされたすべてのファイルのプリプロセス済みソースの生成を強制していました。
  • 新しい動作:このオプションが指定されているときに解析が失敗すると(そして、-g が設定されていないとき)、今度はプリプロセス済みソース出力を含みファイルの再解析が実行されます。-g フラグが設定されている場合は再解析は必要ありません。その後、.arc、 .via、.i ファイルがジップされます。

コレートされた出力から重複しているものを削除しました。

  • コマンド:qacli view --collate-output | -c
  • 以前の動作:結果を出力するときには、ソースコードのツリー構造を反映するのではなく、すべての出力を含むサブディレクトリを単一のディレクトリにコレートしていました。
  • 新しい動作:出力は親ディレクトリから継承された名前をもち、パスのハッシュ化
    (例: "src-956e645e4e0591b2cafa")されたサブディレクトリに生成されるようになりました。 これにより、パスの長さを最小限に抑える一方重複するファイルがないことを確実にすることが可能になりました。

qainject が失敗してもCCTの生成が可能になりました。

  • コマンド:qacli sync --type INJECT --generate-cct --force|-f
  • 以前の動作:同期の最中にqainjectが失敗するとCCTは生成されませんでした。
  • 新しい動作:--force|-f オプションを指定している場合、INJECT同期が失敗しても(十分な情報が得られていると仮定し)CCTが生成されるようになりました。

冗長なパスデコレータを削除しました。

  • コマンド:qacli project roots --path <path>
  • 以前の動作:パスはそのまま追加されていました。
  • 新しい動作:パスはカノニカル化され、末尾のパスセパレータは削除(例: C:\foo\. から C:\foo)されました。

Validate build|cibuild コマンドでエンコーディングが使用できるようになりました。

  • コマンド:qacli validate build | cibuild --encoding|-E <encoding type>
  • 以前の動作:対応していませんでした。明示的にエンコーディングを設定することができませんでした。
  • 新しい動作:Validate build|cibuild コマンドでエンコーディングを明示的に設定することが可能になりました。

ローカルの roots のプロセスを修正しました。

  • コマンド:project roots -P <dir> -A SOURCE_ROOT --path <path>
  • 以前の動作:prqa/qa-framework-app.xml file に追加され、のちにprqaproject.xml で参照される roots (--force オプションなしで)は評価されませんでした。
  • 新しい動作:ファイル prqa/qa-framework-app.xml  は prqaproject.xml の前に読み込まれ、ファイル内のすべてのローカルの roots が評価されるようになりました。

qacliが無効なサブコマンドに対し警告を発することを確実にしました。

  • コマンド:qacli validate XXX | qacli config XXX | qacli project XXX
  • 以前の動作:サブコマンド(validate、config および project)を有する qacli コマンドにおいて、無効なサブコマンドが指定されてもそれが許容され、何も実行されず '0'(成功)を返していました。
  • 新しい動作:無効なサブコマンドが指定されるとエラーが報告され、'1'(CLIパース失敗)を返します。