Perforce QACに翻訳を追加する
GUIおよびCLIインターフェースのPerforce QAC翻訳は、サードパーティのQt Linguist1ツールを使用して、任意の言語で追加できるようになりました。
以下の手順でPerforce QACに翻訳を追加することができます。ここでは例としてドイツ語を使用しています。
- Perforce QACのインストールディレクトリの翻訳サブディレクトリにある
default.ts
ファイルを検索します。ファイルの場所は以下です。 -
Windowsでは:
-
Linuxでは(Perforce QACがユーザブログのホームフォルダにインストールされている場合):
- 新しいファイルを作成するためには、
default.ts
ファイルをコピーし適切な名前をつける必要があります。 ここでは、ドイツ語を追加するので、コピーしたファイルを「de.ts
」と改名します(de
は、ドイツ語を表す2文字の言語コードです)。 ISO言語コード表へのリンクは、この章の終わりに「有用なリンク」として掲載されています。 - この新しく作成されたファイルをQt Linguistツールを使用して開きます。 ファイルを開くと、ソース言語とターゲット言語を選ぶよう指示があります。 ソース言語はそのままでなくてはなりませんが、ターゲット言語は随意に選択できます。 本例では、ドイツ語を選択します。 Qt Linguistツールとマニュアルへのリンクは、この章の終わりに「有用なリンク」として掲載されています。
- Qt Linguistを使用して翻訳を追加します。
- 翻訳ファイルが保存されたら、翻訳は「
.qm
」ファイルを生成するために「リリース」することができます。 この操作はQt Linguistのツールバーから[File] > [Release]または、terminal/command
プロンプトを使用して行うことができます。 -
Linuxでは:
-
Windowsでは:
terminal/command
プロンプトを使用して「.qm
」ファイルを生成するためには、translations
のcode.cppへナビゲートし、「lrelease
」コマンドを実行する必要があります。
この例で生成されたファイルは「de.qm」というファイル名になり、Perforce QACが翻訳のファイルとして使用します。 この新しく追加された言語は、GUIの[管理] > [言語設定]に表示され、また、CLIを使用する際の言語の設定にも使われます。
- 「%1」や「%2」などの文字列を有するメッセージに関しては、翻訳で」「%1"」「%2"と表示されなければなりません。これらの文字列を削除するとPerforce QACに予期せぬ振る舞いが生じます。
- .tsファイルが変更された場合は、新しい「.qm」ファイルを生成するために「リリース」の段階を繰り返す必要があります。
- 「リリース」の実行の前にすべての文字列を翻訳する必要はありません。 Perforce QACは、翻訳されていない部分を無視します。
- 複数の言語を追加するために、上記の手順を繰り返すことができます。
- [管理] > [言語設定]に表示される言語を当該言語での表記にするため、「.qm」ファイルに名前を付けるときには、2文字の言語コードを使用することが推奨されます。 上記の例では、ドイツ語は「
German
」ではなく、「Deutsch
」と表示されます。
例えば:
Open files %1 and %2は、ドイツ語翻訳で
Dateien %1 und %2 öffnen
となります。有用なリンク: