ビルドモニタリングによる同期
この同期方法はユーザのビルドコマンドをモニタし、生成されたコンパイラプロセス、ファイルの抽出および、ユーザのプロジェクト設定のを識別し、Perforce QACプロジェクトに追加します。
このプロセスは通常完全に自動化されており、ユーザのプロジェクトが変更されるごとに繰り返すことができます。ただし、これはユーザのソフトウェアのビルドのパーフォマンスによるため、時間のかかる処理になる可能性があります。
ビルドモニタリングメソッドには以下の2種類があります。
- プロセスインジェクション:これは最新の同期方法で、推奨される方法です。[同期]ダイアログの[同期タイプを選択]ドロップダウンメニューから[プロセスインジェクション]を選択します。
- プロセスモニタ:これは既存の、オリジナルの同期方法です。プロセスインジェクションと同様の働きをしますが、プロセスインジェクションに問題が生じた場合に使用するとよいでしょう。[同期]ダイアログの[同期タイプを選択]ドロップダウンメニューから[プロセスモニタ]を選択します。
QA・GUI でビルドモニタリングによる同期メソッドを利用する場合はスクリプトを使用する必要があります。
これには、[作業ディレクトリ]のフィールドを使用して作業ディレクトリで明示的に作業するかまたは、[ビルドコマンドを入力]のフィールドにスクリプトを入力しプロジェクトをビルドしたい場所にディレクトリを変更します。
同期を行う場合は、フルビルドを実行しなければなりません。Perforce QACプロジェクトに含まれる既存のファイルが最新のビルドにない場合は削除されます。
ビルドコマンドを使用する同期メソッドにおいて、パスまたはプロジェクト名に空白文字があると問題を起こします。空白文字が必要な場合、ビルドコマンドをスクリプトファイルに記述しシェルを使用したパースエラーを避けることをお勧めします。