Linux環境でのインストール

2種類のインストーラが用意されています。

レガシーのインストーラには拡張子 '.run'、新しいインストーラには拡張子 '.sh' がついています。

可能な限り.shインストーラの使用が推奨されますが、ヘッドレスインストレーション(グラフィックライブラリのないLinuxインストール)では新しいインストーラは作動しません。これは、ヘッドレスインストールの場合、.shインストーラに存在しない従属性が必要であるためです。

.shインストーラはRHEL 7など古いタイプのオペレーティングシステムでは作動しません。 その場合、.runインストーラを使用する必要があります。

デフォルトで、.shインストーラはWindowsインストーラと同様のグラフィカルインターフェースを提供します。グラフィカルインターフェースを無効にするオプションが用意されていますので、サイレントモードでの実行も可能です。

これらは、自己解凍ファイルでデスクトップ上のアイコンをダブルクリックして実行するか、または、コマンドラインから実行します。

./QAC-<version>-<build>-Linux.sh

インストールは、rootまたは標準ユーザにより実行可能です。 ユーザによる違いは、製品がそれぞれ異なるレジストリファイルに登録されることです。rootでインストールする場合、製品は次のディレクトリに登録されます。

/etc/Perforce.d/installed_packages

標準ユーザでインストールする場合、製品は次のディレクトリに登録されます。

 ~/.config/Perforce/installed_packages

レジストリのエントリには、以下のように4つの情報が格納されます。

{'product': 'QAC', 'version': '<version>', 'build': '<BUILD>','location': '/home/dandy/QAF-Test/QAC-<version>'}

rootのデフォルトのインストールディレクトリは次の場所に設定されます。

/opt/Perforce

しかし、標準ユーザの場合は ~/Perforce に設定され、すべてのファイルはその下の新しいサブディレクトリに展開されます。

このディレクトリは、インストール中に変更することができます。 ユーザは、デフォルトのディレクトリを確認するか、別のパスを入力するよう要求されます。 新しいパスを入力した場合、そのパスに十分な権限があるかどうかのチェックが実行されます。 ユーザにその場所にインストールするための十分な権限がない場合、適切なパスを入力するよう要求されます。

また、ライセンス契約が表示されますので、インストールを完了するには、これに同意する必要があります。